推し。
それは二次元三次元問わず、我らの生活に潤いを与えてくれる尊い存在。
こんにちは、カキモリスです。
本日は収支を見直し浮かせた予算で行ってきた、ロードバイク旅行最高でしたの回。
始めに言っておきます。ランチに多少の手間をかけるだけでこの体験が出来るならば、私はこれからも弁当とボトルを持ち続けるのに何の苦労も感じない!これからも毎年ロードバイク旅を楽しむと!

名古屋スタートから広島尾道まで走り、しまなみ海道を渡って四国高知へ。
徳島からフェリーで本州へ戻り、奈良を経由して再び名古屋に戻る7泊8日の旅でした。
それではどうぞ。
事の始まりはソーシャルゲーム「FGO(フェイトグランドオーダー)」

オタク、岡田以蔵と出会う
Fateシリーズを手掛けるTYPE-MOON原作の「Fate/Grand Order」というソーシャルゲームがあります。私このゲームにハマって7年程になりまして。独自解釈の実在した英雄や物語の登場人物などが次々と仲間になって世界を救うストーリーに夢中になりました。で、私はこのゲームに実装されている、幕末の人斬り「岡田以蔵」に沼落ちしたオタクなのです。
岡田以蔵のお墓が実在するらしい。
実在していた人物という事で、彼の故郷の高知市にお墓があります。実装直後、即行きたかったのですが、当時の収入や仕事の関係、大病(乳がんからの肺がんの悪性腫瘍二連発)を患ったのもあり、随分と後回しにしておりました。
が、何とか闘病を乗り越え転職も慣行。個人収支を見直す事で費用も確保し、具体的な旅の計画を練ったのです。
↓収支の見直しについてはこちらの投稿をどうぞ
体力を考慮しつつ、墓参りだけの予定が膨らむ欲望
琵琶湖大橋、着物乙女、様ちゃんおススメのうどん屋、そしてしまなみ海道
最初は墓参りだけ出来れば、あとは少々の観光をしつつサイクリングを楽しむ程度の予定だったのです。が、調べていくと次々に気になるスポットが目に飛び込んできます。
琵琶湖大橋、どうやら自転車で渡れるらしい。
「恋せよ着物乙女」の第一話に出てきた京都の喫茶店、立ち寄れそう。
宿泊予定の岡山のホテル、近くにぬこー様ちゃんおすすめのうどん屋がある(私は漫画も走りもぬこー様ちゃんの大ファンです)
そしてしまなみ海道という自転車乗りの聖地の存在。
増え続ける行きたい場所をメモした付箋。どんな剛脚でも、さすがにピックアップした全ては回り切れないので、泣く泣く調整を入れる。無理の無い範囲で行程を組んでいきました。
重視したのは7割程度の距離&登り。エスケープする事も想定
とはいえ中年女性の自転車一人旅です。普段の7割程度の走行距離と登りで予定を組み、いざとなったら交通機関が使えるコースを引いていきました。幸い怪我や事故も無く終え、今後も長旅はこのスタイルは維持していこうと決意。無理な予定を組んで観光楽しむ余裕がなくなってしまうのは悲しいですから。
初めてのしまなみ海道(雨)

8日間ほどの旅でしたが、これだけの期間だとどうしてもお天気に恵まれない日もあります。
…なぜ、よりにもよって本命第二位のしまなみ海道で、雨?
しかしさすが自転車乗りの聖地というだけあって、海を眺めながらのライドはそれだけで海なし県民の心をわしづかみです。島から島へと自転車で渡るというのはなかなか貴重な経験でした。休憩スポットで出会った、自転車乗りの方々との交流も忘れられません。お互い雨を嘆いているものの、それもまたいい思い出という事で。
初めての高知、桂浜(豪雨)
以蔵さんのお墓は行けた
しまなみ海道を走り切り愛媛へ。翌日は194号線を走り寒風山トンネルを抜けて高知入り。トンネルの中で「高知」の表示を見た瞬間ついに来た!とテンションストップ高。
前日に引き続き、お天気がぐずついて仁淀川を楽しめなかったのは残念でしたが、旅の目的大本命一位の以蔵さんのお墓参りは無事達成!
名古屋からこまで数百キロ。自分の足でたどり着いたことはもちろんですが、念願を達成出来た事に感動して墓の前で号泣。他に人がいなくてよかった…。一人墓の前で号泣する中年女オタク、ありていに言って存在が怖すぎます。

ただし桂浜は豪雨
はい、何かと坂本龍馬スポットが集約されている桂浜ですが、市内から何とか自走でたどり着いたものの、風と豪雨で観光は断念(FGOでは坂本龍馬&お竜さんも好き)
無念に思いつつも、体を壊しては意味が無いのでバス輪行で再び市内に。次回再び訪れる事を近い撤退となったのでした。
(輪行→スポーツ自転車を分解して袋に入れ、公共の交通機関に持ち込み移動する事)

日々の楽と比べるなら、間違いなく旅を選ぶ
「モノより思い出」を実感
某CMの、あまりに有名なキャッチフレーズ「モノより思い出」
旅を終えてしばらくたってから、更にじわじわと実感がわいてきたんですね。
2024年のGWの旅だったので、既に1年近くが経過。ですが、いまだにその時の楽しさを振り返っている自分がいます。収支管理や旅行計画をたて、それを実行に移せたというのも大きな自信に繋がりました。
年に一回の長距離自転車旅行が、生活にハリを持たせてくれた
日々の節約は確かに手間や不便を感じてしまう事もあります。ですがこの旅のような経験がまた出来るのなら、私は確実に旅を選ぶ。
そして今年は九州、来年再来年は北海道を予定しています。40代のうちに、本土の最東西南北まで自走で到達する事を新たな目標に、今日もオタクは弁当のおかずを作り置きするのでありす。
明日のおかずは生姜焼き。カキモリスでした。